スキージャンプでの事故対応
先日、大相撲春場所での事故対応についての記事を書かせていただきました。
その前日の3月25日にノルウェーで行われたスキージャンプW杯でも事故が起きていたそうです。
時速100km以上での転倒
歩行中にバランスを崩し、着地に失敗。
完全にコントロールを失った状態で滑っていくダニエル・アンドレ・タンデ選手。
この事故ではしっかりした事故対応がされている様です
事故直後はかなり遠くからの映像になりますが、すぐに複数のスタッフが倒れて動かない選手のもとに駆けつけています。
頭部固定をしているものがいないのが若干気にかかりますが(酸素マスクでの呼吸のため?)、頚椎カラーを装着してスプリットボードを準備しています。
搬送体制に拍手!!
ポータブルの酸素吸入機、モニターもありこういった事態をしっかり想定し、準備していることに称賛の拍手を送りたいです。
雪山にもこういった準備を怠らない姿勢が素晴らしいです。
現在は回復傾向にあるタンデ選手
ネットニュースの情報ですが、ヘリで搬送されたとのこと。
超高速での転倒事故、体へのダメージは先日の相撲の事故より酷かったことは容易に想像できます。
幸いなことに、現在は昏睡状態から回復傾向にある様です。
これも適切な処置、搬送の結果に違いありません。
このような事故を想定して準備しておきましょう。
スキージャンプもそうですが、ラグビーや相撲などはどんなに鍛錬していてもこういう事故が起きることを完全に無くすことはできません。
私もラグビーの試合中に対戦相手が頚椎損傷になる事故がありました。
もし事故が起きた時に何ができるか。
準備してなければ、適切な処置はできません。
特にコンタクトスポーツに関わるスタッフは普段からトレーニングを欠かさないようにお願いいたします。
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