肩関節の靱帯や腱などに炎症が起こり、日常動作や夜間に痛みを生じる状態を『四十肩、五十肩』『肩関節周囲炎』と呼びます。
症状が長期間に及ぶと肩が上がらなくなり、『凍結肩』と呼ばれます。

SMP(サイレントマニピュレーション)とは?

なかなか良くならない肩の症状に

サイレント・マニピュレーションは、超音波ガイド下に肩周囲の感覚を支配する神経に麻酔をかけ、痛みを感じない状態で硬くなっている関節包や靱帯を徒手的に剥離することにより、肩関節の動きを回復させます。

どんな場合にSMPをやるの??

リハビリや注射を繰り返しても、肩の動きがなかなか改善しない場合に行います。術後はリハビリが必要ですが、より早期に肩関節の動き、痛みの改善が期待できる優れた治療法です。

SMPの流れ

1.診断

MRI写真レントゲン、超音波検査、MRIなどを行い、腱板断裂や変形性関節症などの大きな異常がないか調べます。こういった異常があると、SMPを施行しても改善しない可能性があるからです。

 

2.保存治療

ストレッチポールでリハビリ通常のリハビリや注射などの治療を続けても、満足な改善が得られない場合に、サイレントマニュピレーションを検討します。

※骨折リスクがあるため、骨粗鬆症が疑われる場合は骨密度検査をいたします。

3.検査当日の流れ

①超音波ガイドを用いながら、頸部にブロック麻酔をします。

ブロック麻酔イメージ
②肩の感覚がなくなった事を確認してから、施術します。

施術イメージ

③可動域の改善を確認し、関節内にステロイド+局所麻酔を注入します。(再癒着防止、術後疼痛防止のため)

④三角巾をして帰宅してもらいます。

三角巾装着後

☆再拘縮を防ぐために、施行後1ヶ月はリハビリが特に重要です。
忙しくてリハビリに中々通えない時期は、SMPを推奨しません。

 

※術後、数時間は麻酔の効果で動かない状態が続きます。自転車、車の運転は翌日までできません。

※骨粗鬆症の方は施行できません。骨粗鬆症が疑われる場合は当院で骨密度検査を施行いたします。