・痛風ってどんな病気?
特にぶつけた記憶がないのに、足の親指が腫れて激痛があるというのが典型的な痛風発作です。これは血中の尿酸という代謝物質が溶けきれずに結晶成分となり、免疫作用で攻撃してしまうことで起こる症状です。
基本的には体のどこで起きてもおかしくないですが、つまさきや足関節、膝などが多いと言われています。
なんで起こるの?
尿酸自体は体の中で常に作られていますが、食習慣と密接な関係があります。魚の干物、エビ、レバー、ビールなどはプリン体を多く含み、尿酸を作るもとになってしまいます。
診断・治療
痛風の症状が疑われる場合は採血検査をして、尿酸が高くないか、炎症の数値が上がっていないかを確認します。
直近で健診結果などあれば持ってきていただくと参考になります。
治療としては消炎鎮痛薬の内服、場合によってはステロイドの関節内注射を行います。
一般的にはこの痛風発作が落ち着いたら、尿酸を下げるお薬を開始します。
残念ながら、内服薬は体質を改善するものではないため、治療を中断すると元通りになってしまいますが、食生活の改善で尿酸値が下がることもあります。
野菜を多くとるように心がけ、定期的に採血検査を受けることをおすすめします。
尿酸値は会社の健康診断の項目に入っていることが多いので、高いといわれて人は、痛風発作が起こる前に一度ご相談ください。
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